近年建設業界における設備設計、監理業務の重要性は日々増大しておりますに、建築士法における建築設備士の存在は現状では誠に不明瞭であり、未だ法律的な保証も擁護もなく、責任のみが要求され、社会的評価も低く、事務所運営にも窮するところであり、人材の確保及び後継者育成についても困窮を極めております。そうした状況下において、設備設計、監理業務を事業とする事務所が一同に会することは大変意義深く、地域に根ざした活動と、会員相互が協力することにより、人間的、技術的、社会的な向上をめざすと共に、事務所の発展を計り設備業界を通じて社会に寄与することを目的に、滋賀県設備設計事務所協会を設立するものであります。
その活動のテーマは、事務所基盤の安定と拡充、経営の合理化、人材の雇用と育成、技術の研修、相互理解と親睦、健康管理と増進、分離発注の促進、設計の標準化と省力化、 設計料の標準算定化、発注の受け皿と構成、建築設備士の権限付託、等々多岐にわたっております。設備設計事務所協会を設立して各々の問題を解決するには、余りにも厳しい状況にありますが、手をこまねいていても、また自己の世界にこもっていても何の解決にもならず、各位が結集し目的に向かって協力し、知恵を絞って個々の問題と取り組むならば、必ず活路は見出せると確信しております。
全国の連合会も結成され、既に運営されているのが現状です。
この際、各位には、大道につく思いで多数入会して頂きたくお願い申し上げます。